恋人になりたい男女たち
半分
その頃、友人だった彼とは様々な「シンクロ」が多くありました。
例えば
「今それ考えてたっ!」という思考の一致。
「言おうと思った!」という意見の一致。
「もうそろそろ帰ろうか・・・」というメリハリの一致。
そんな様々なシンクロを感じているうちに、私は彼に対して
恋愛感情を抱くようになりました。
そこもシンクロしてくれたら苦労は無いのでしょうが、
やはり上手くはいかないものですよね(苦笑)
彼は、私の気持ちに気付かずにいたようです。
「今の2人の状態が心地よいのだから、無理して進展させる必要も無いのかも・・・」
と、弱気になる事もありましたが、
やはり、彼の「彼女」は私であればいいな・・・という思いがありました。
そんな思いを抱きつつも友人関係を続けていきました。
その日も2人は友達として公園のベンチでボンヤリとしていました。
何となく歌を口ずさみたくなった私。
「!!」
同じタイミングで同じ歌を唄いだす2人。
私たちは笑いました。
「不思議だなぁ」としみじみいう彼。
そして
「もしかしたら俺の‘半分‘なのかも知れないなぁ」
と言いました。
「良かったら半分になってくれる?」
彼らしい告白でした。
私は
「私こそ、私の半分になってもらえるの?」
そう言い、私たちは恋愛をスタートさせました。
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